3歳の子どもが初めてけいれんを起こし、1時間以上続いた時の話

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熱が出たと思ったら急にけいれんが起こった。
聞いてはいたけど突然すぎてびっくりした。

熱性けいれん、子どもがいるご家族の方はご存じの方も多いのではないでしょうか。
私自身、知識はありましたが、いざけいれんしている我が子を見ると焦っている自分もいました。

けいれんしている姿は結構ショッキングな姿なので、初めて経験された方はびっくりするかと思います。

振り返ってみると、あの時こうしていれば良かったと思う部分も多々ありましたので、子育て中の方はぜひご覧ください。

目次

初めて熱性けいれんを起こした

長女が3歳の時。
初めて熱性けいれんを起こしたときの記録です。

娘の場合は1時間以上けいれんした重積発作でした。
熱性けいれんについてはよく出てくるのですが、けいれん重積発作についてはあまり出てこなかったので記録に残しておきたいと思います。

痙攣重積発作とは

まず、痙攣重積発作とは30分以上続く痙攣のことです。
熱性けいれんであれば5分以内におさまることが多いですが、長時間止まらない痙攣のことを指します。

 

その日は突然くる

予兆はあったのかというと、全くありませんでした。
これまでも娘は保育園に通っており、高熱も多々ありましたがけいれんを起こしたことはありませんでした。

今回も病院では一般的な風邪との診断。
体調も少しずつ戻り、夕食も少し食べれて、ソファーでごろごろしていました。

ふと娘を見ると目が上に向いていて、呼びかけに応答せず。
熱性けいれんだと思い、顔を横にして1分程様子を見ました。
それでも落ち着かなかったため、救急要請しました。
もちろん慌てましたが意外と冷静で、住所を伝えると救急車がすぐにいけないので先に消防隊が向かいますと言われました。

とりあえず出れるように母子手帳など準備してまとめました。
その間も痙攣は止まらず、むしろ酷くなり泡までふいていました。

救急隊が来るまでめちゃくちゃ長く感じて、サイレンが聞こえた時はホッとしました。

救急車で5分くらいで病院につき、そのまま処置室へ運ばれて行きました。

けいれんが起こるまで

時系列

前日:昼から発熱、夜39℃まで上昇

当日:夜間にぐったりしていたため坐薬使用

   朝まで一度も解熱せず、39℃超えが続く

   14時頃ようやく37.6℃まで下がり機嫌も少し良くなる

   19:05 痙攣発作

   ※通常は発熱から24時間以内に痙攣が起きることが多いですが、今回は30時間後に起こりました。

 

病院到着後

 次女を抱いて30分くらい待ち、その間に医師から問診されたりしました。

しばらくして処置室に入ると点滴、心電図、酸素モニターを繋がれて、採血をされた跡もありました。

先生の話

痙攣の薬を投与してもすぐには止まらず薬を変えてからよくやく止まり1時間以上かかった。
今は薬の影響で眠っている状態でこのあと検査をし、このまま入院となる。

とりあえずCTをとるための同意書を記入し一旦退室。

処置室から出たら夫も到着しており合流。

そのあと採血、CTは異常ないこと聞かされ、髄液検査を病棟で行い、入院の説明を受けました。
次女が発熱してるため誰も入れずそのまま長女は病棟へ入院となります。

そのまま私たちは帰宅するしかできずでした。

先生の話を聞いて思ったことは、そんなに長い時間痙攣したままで大丈夫?起きたらまた日常生活に戻れるの?ということでした。
先生に聞いても今の所はなんとも言えませんとの回答で、本当に何もやる気が起きず、長い夜でした。

入院

入院翌日

翌朝、荷物を持って病院へ行きましたが、次女が解熱していないからと入れないとのことでした。
壁一枚なのに、本当にもどかしかったです。
最後にみた長女がけいれんした状態だったから不安だらけでした。

先生の話

解熱はまだしておらず、ご飯もあまり食べれていないから点滴をしている
ウイルスが悪さしてないかのために抗生剤を4〜5日投与し様子を見る
再度痙攣は起こってないし、意識状態も比較的良い

実際に娘に会っていないので不安でしたが、先生からの話を聞いて少しだけ安心しました。

明日には面会できるけどやっぱり何もやる気がしないし、ほんとにやる気が起きずただぼーっと過ごした1日でした。

初めての面会

次の日に再度面会に行ったら、ぼーっとしてテレビを見ていましたが私に気づいてくれました。
救急車で運ばれて2日後のことです。

パパはー?と話す言葉が聞けて、しっかり覚えてくれていることにまず安心。
会話もちゃんと通じる。笑えるし泣ける。当たり前のことがただただ嬉しかったです。

入院中はタブレットでDVDを見たり、シールを貼ったりして過ごしていたようです。

少ししてお昼ごはんでしたが、ヨーグルトを自分で全部食べてあとは食べず。

意識ははっきりしているもののどこかうつろでしんどそうな様子はありました。
でもずっと笑って喋っていて、疲れて1時間半後には寝ました。
時々目を開けて私がいるのを確認してもう一度眠るという状態でした。

点滴と、心電図モニター、酸素モニターは継続したままです。

退院

色々検査や採血結果がそろい、現段階では問題ないでしょうとのことで、入院から1週間後に退院が決まりました。

子どもなりに入院していることがわかっていて、面会終了時間頃になると口数が減ったり
涙をこらえたりしている様子が見えて辛かったです。
1週間の入院ですが、非常に長く感じました。

自宅に帰ると今まで不機嫌だった次女の表情が一気に変わりました。
お姉ちゃんがいないのはなんとなくわかっていた様子。

ようやく家族全員がそろい、いつもの姉妹喧嘩も始まりましたが、
それさえも微笑ましく感じました。

※ちなみに、娘の場合は複雑性の熱性痙攣であり、初回で1時間以上も痙攣が続いたので今後の発熱時に痙攣を予防するための薬(ダイアップ)を使用するように言われました。

1か月以上たった今

退院から1か月以上経った今、何か娘に気になるところがあるかと言われればありません。

入院中から、以前に比べてゆっくり喋っていたのが気になっていましたが、しばらくすると通常に戻ったので、本調子ではなかっただけのようです。

また、この件は小児科の先生にも確認しましたが、今の所は様子見で良いとのことでした。
もしも今後も気になるようであれば、脳波検査をしてみるのも良いと言われました。

まとめ

痙攣が起こった時

・まずは落ち着く
・体を横向きにして動画撮影
  (医師が発熱による痙攣なのか、発熱以外のものによるものなのかの判断をする時に役立ちます。)
・5分以上痙攣が続くなら救急要請


本当に、急に起こって焦ってしまうのでぜひ対応を覚えておいてもらえたらと思います。

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